GRC教員・学生が鉱物科学会賞等を受賞

柿澤さん(左)と門林さん(右)、中央は土`山日本鉱物科学会長

大藤教授(左)と境講師


GRCの大藤弘明教授と境毅講師が、日本鉱物科学会のそれぞれ学会賞と研究奨励賞を受賞し、9月12-14日に愛媛大学で開催された同学会2017年度大会総会において受賞講演を行いました。また、同学会で発表を行ったGRCの門林宏和さん(理工学研究科D3)と柿澤翔さん(理工学研究科D2)が研究発表優秀賞に選出され、最終日におこなわれたクロージングセレモニーで表彰されました。

 日本鉱物科学会は、ともに長い歴史を持つ日本鉱物学会(1955年設立)と日本岩石鉱物鉱床学会(1928年設立)が統合され、2007年に設立されました。2016年からは一般社団法人化され、会員約1000名が野外調査、実験、分析、数値計算など様々な手法を用いて、地球や惑星を構成する鉱物や岩石の構造・特性や成因などの解明を目指しています。
2017年度の同学会大会は、9月12日から14日の3日間に渡りGRC教員を中心とする実行委員会(委員長:入舩徹男センター長)のもと、愛媛大学理学部講義棟及び南加記念ホールで開催されました。関連他学会と日程が重複したために例年に比べ参加者は300名弱とやや少なめでしたが、南加記念ホールで開催された初日の総会において、大藤教授への学会賞、ならびに、境講師への研究奨励賞の授賞式が行われ、引き続きそれぞれ受賞講演を行いました。なお、大藤教授の受賞タイトルは「ナノ-ミクロ領域における鉱物の結晶化・組織化メカニズムに関する研究」、境講師の受賞タイトルは「マルチメガバール領域における鉱物高圧相の状態方程式の研究」です。また同学会の論文賞を川嵜智佑愛媛大学名誉教授(元理学部教授)が受賞し、同じく授賞式が行われました。
 また、同学会中に口頭発表・ポスター発表を行った学生に対して10名の審査員による審査が行われ、優秀な発表を行った4名が研究発表優秀賞に選出されました。このうち2名(門林宏和さん、柿澤翔さん)がGRCで研究をすすめる大学院理学研究科博士課程の学生でした。門林さんは大藤教授の指導のもと「C-H-O系における氷惑星内部条件下でのダイヤモンド生成条件の解明」の発表を行い、柿澤さんは井上徹教授(広島大とのクロスアポイントメント)・栗林貴弘東北大准教授の指導のもと「Alに富むSuperhydrous phase Bの単結晶構造解析」の発表を行いました。両者には同学会の最終日に南加記念ホールで行われたクロージングセレモニーで、土`山明同学会長より賞状が授与されました。

【関連HP】
日本鉱物科学会http://jams.la.coocan.jp/

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