入舩センター長らGRC超高圧研究室により合成したナノダイヤモンド多結晶焼結体が、住友電工との共同研究により最も硬いダイヤモンドであることがわかり、ネイチャー誌をはじめ多くの専門誌に研究成果が発表されました。本研究はその合成手法の独創性と将来性が評価されたものです。石川カーボン賞は、日本カーボン株式会社の協力のもと平成6年に設立された石川カーボン科学技術振興財団により、炭素に関連した顕著な研究業績をあげた研究者に授与されています。過去の受賞者にはカーボンナノチューブの発見で名高い、飯島澄男名城大教授・NEC主席研究員(平成13年度)や、カーボンナノファイバーの発見で著名な遠藤守信信州大教授(平成15年度)など(共にノーベル賞有力候補)がいます。10月15日に経団連会館において、同賞1名の他に7件の助成金の授与式がおこなわれ、入舩による受賞記念講演「超高硬度ナノダイヤモンド焼結体の高圧合成」がおこなわれました。

入舩センター長が「石川カーボン賞」受賞
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