このほど、本センター井上徹准教授が総括班分担者・計画研究代表者を務める科学研究費補助金、「新学術領域研究(研究領域提案型)」(H.20-24年度)の採択通知がありました。本科研費は、従来の「特定領域研究」と「学術創成研究」が廃止されたことに伴い、今年度から始まった研究機関の枠を越えた大型の科研費で、理工系分野では応募数132件の中で、採択されたのは10件のみでした。本領域名は「高温高圧中性子実験で拓く地球の物質科学」で、領域代表者は東京大学物性研究所の八木健彦教授です。本プロジェクトの目的は、現在東海村において建設・稼働中の高強度パルス中性子施設J-PARCに、高温高圧実験用ステーションを設計・建設し、水など水素系化合物の地球深部や巨大惑星内部での挙動の研究を推進することにあります。井上徹准教授は総括班のメンバーとして、高温高圧実験用ステーションの設計・建設に尽力するとともに、代表者である研究計画「高圧下におけるマグマの物性と構造、及びその水の影響」において、東大、京大、大阪大、東北大、岡山大の研究分担者らとともに、中性子散乱及び中性子イメージングを駆使して、マグマ、特に含水マグマの物性と構造の解明に挑むことになります。また、GRC関連の土屋旬愛媛大学上級研究員も、理論分野の分担者として本プロジェクトに参加します。井上准教授・土屋上級研究員らのこれらの研究は、GRCを中心としたグローバルCOEの、研究上の重点課題である「地球深部水」研究の展開においても、重要な役割を果たすことが期待されます。




中性子実験関連「新学術領域研究」採択
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