GRCでは、実験グループの丹下慶範助教と理論グループの土屋卓久教授らの共同研究により、100万気圧を越える超高圧領域まで使える新しい圧力目盛り(EHIMEスケール)の開発に成功しました。地球深部に対応する高い圧力を正確に見積もることは非常に難しく、信頼性の高い圧力目盛りを確立することは、地球科学研究における極めて重要な課題でした。「EHIMEスケール」では、現存するすべての実験データを矛盾なく説明できる、最も信頼できる圧力目盛りとして、今後地球科学をはじめ高圧力に関係するの様々な分野で利用されることが期待されます。 この研究成果はアメリカの著名な専門誌(Journal of Geophysical Research)で出版されるとともに、GRC中心のグローバルCOEプログラム「先進的実験と理論による地球深部物質学拠点」の活動の一貫として愛媛大学で開催予定の国際サマースクール、「物質の圧力-体積-温度状態方程式」(主催土屋GRC教授ら:8月3日-8月5日)の初日に、丹下助教により発表されます。この国際サマースクールでは、高圧地球科学や高圧物理学の専門家約50名が世界中から集まり、理論と実験の両面から、実用的な圧力目盛りの確立に関して集中的な討論をおこなう予定です。
     
     
新しい圧力目盛り(EHIMEスケール)を開発
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