第110回ジオダイナミクスセミナー
Geodynamics Seminar
「CMB反射波から求めた最下部マントル超低速度体の
分布」
"Structure of the ultra-low velocity heterogeneity in the
lowermost mantle derived from CMB reflected phases"
講師:出原 光暉(愛媛大学修士2年)
主催 : 愛媛大学地球深部ダイナミクス研究センター
日時 : 2004年10月15日(金)17:0017時〜
場所 : 愛媛大学理学部講義棟 201教室
要 旨
地球の最下部マントルに局所的に存在すると考えられている超低速度体の構造を解明することは,地球の核-マントルのダイナミクスを理解する上で大変重要である.最近,様々な地震波を用いて超低速度層の分布とその起源が議論されている.しかし,超低速度層の検出は非常にばらついており,詳細な分布を議論することは困難であった.本研究では,globalに展開しているIMS arrayと日本のHi-net波形データを用いて,様々な方向からCMBに入射する大量のデータセットから西太平洋全体の詳細な超低速度層分布とその起源について議論する.
問い合わせ先:山崎 大輔 TEL (089)927-8408
E-mail yamazaki@sci.ehime-u.ac.jp