第111回ジオダイナミクスセミナー
   Geodynamics Seminar

         
 「IMS-arrayを用いた沈み込み帯におけるマントル不連続面
  の研究」
  "Study of the mantle discontinuities beneath the subduction
  zone using the IMS-array " 
       
       講師:今任 嘉幸(愛媛大学修士2年) 
 

        
        主催 : 愛媛大学地球深部ダイナミクス研究センター
     日時 : 2004年10月21日(木)17時〜
     場所 : 愛媛大学理学部講義棟 201教室
要 旨
 沈み込み帯において、スラブが遷移層を突きぬけ下部マントルへ侵入しているのか、遷移層で溜まっているのかは現在も議論されている。この議論にあたって必要となる 情報の一つにマントル不連続面(410 km、660 km)のトポグラフィーがある。このマントル不連続面の凸凹を見積もるには震源側の不連続面で変換、反射するSdP, sdP, pdPなどを用いる方法がある。以前はこの方法でJ-array、Hi-netのような日本 の観測点を用いてTonga下の不連続面の深さ変化を求めてきた。しかし、日本の観測 点を使用し、不連続面の凸凹を見積もることのできる地域は限られてくる。そこで世界各地に広がっているInternational Monitoring System (IMS)の観測点を用いて世界各地の沈み込み帯におけるマントル不連続面の深さ変化を見積もった。




        問い合わせ先:山崎 大輔  TEL   (089)927-8408
                    E-mail  yamazaki@sci.ehime-u.ac.jp


前ページへ