第113回ジオダイナミクスセミナー
Geodynamics Seminar
「MgAl2O4の高温高圧相関係」
"Phase relation of MgAl2O4 under high pressure and high
temperature"
講師:末田有一郎(愛媛大学博士3年)
主催 : 愛媛大学地球深部ダイナミクス研究センター
日時 : 2004年11月19日(金)17:00〜
場所 : 愛媛大学理学部講義棟 201教室
要 旨
MgAl2O4スピネルは、マントル浅部においてカンラン岩質捕獲岩の一般的な組成であり、Alや他の3価の陽イオンにとって重要な寄宿先になっている。また、Alは下部マントルにおいて主にペロブスカイト相に含まれると考えられているが、MgAl2O4スピネルの高圧相もまたAlのホストとして、特に沈み込む玄武岩地殻において重要である。それゆえ、その高圧相関係を明らかにすることはマントルの化学組成を明らかにする上で重要である。本研究では25〜45GPa、2500
Kまでの温度圧力条件下において、放射光X線その場観察によりMgAl2O4の相関係について調べた。
問い合わせ先:山崎 大輔 TEL (089)927-8408
E-mail yamazaki@sci.ehime-u.ac.jp