日時 ： ２００７年４月２７日（金）17：00〜
場所 ： 愛媛大学理学部講義棟 １０１室
要 旨
近年、地球内部の地震波速度データの高分解能化が進んでいる。こうした地震学的な観測事実をもとに地球のマントル物質の候補となる鉱物の物性と比較検討すれば、地球内部を物質科学的に推測することが可能である。本発表では、地球科学的に非常に重要なマントル遷移層の地震波速度構造を解釈するため、マントル鉱物の一つであるringwooditeとmajoriteの弾性波速度測定を実際のマントル遷移層に相当する高温高圧下でおこなった結果について報告する。また、最近おこなった、下部マントル条件下での弾性波速度測定の進捗状況についても報告する。
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