第21回ジオダイナミクスセミナー
Geodynamics Seminar
「660km不連続面:相転移か化学組成変化か?」
(理学部地球科学教室談話会と共催)
講 師:入舩 徹男(センター教官)
主催 : 愛媛大学地球深部ダイナミクス研究センター
日時 : 2001年10月22日 (月) 午後17時〜
場所 : 愛媛大学理学部講義棟 201教室
要 旨
我々のグループはマントルの主要鉱物であるMg2SiO4のspinel-postspinel相転移を、 SPring-8における高温高圧X線その場観察により初めて精密に制約した。 その結果は1998年のScience誌に掲載され大きな反響を呼んだが、 最近これに対抗する実験的研究がドイツのマックスプランク研と アメリカのプリンストン大で独立におこなわれ、それぞれ最近のNature誌に掲載された。 セミナーではこの問題に関する最近の展開をレビューするとともに、 660km不連続面を説明する一つの可能なモデルを提案する。
問い合わせ先:井上 徹 TEL (089)927-9658
E-mail inoue@sci.ehime-u.ac.jp