第37回ジオダイナミクスセミナー
   Geodynamics Seminar

    「南西太平洋下最下部マントルの2層構造」
 “Two-layered structure in the lowermost mantle
  beneath the southwestern Pacific”
    
     講師:山田 朗 (センター教官)
   
     
     主催 : 愛媛大学地球深部ダイナミクス研究センター
     日時 : 2002年4月26日(金) 午後17時〜
     場所 : 愛媛大学理学部講義棟 201教室
要 旨
 固体のマントルと液体の外核が接するCMB近傍は、沈み込んだスラブ、マントルプリュームの生成、マントル-核の化学反応など、地球のダイナミクスの鍵を握る領域である。特に、南西太平洋下のこの領域にはホットプリュームの存在が示唆されている。地震波を用いた解析の結果、低速度層の上に数10km程度の高速度層がのっかっている、厚さ200-300kmのD"層の構造が推定された。preliminaryな結果ではあるが、沈み込んだスラブとその下の暖かいプリュームの種を見ているのかも知れない。



        問い合わせ先:山崎 大輔  TEL   (089)927-8408
                      E-mail  yamazaki@sci.ehime-u.ac.jp