大内智博准教授のエッセイがNature Geoscienceに掲載
Nature誌の姉妹誌であるNature Geoscience誌では、地球科学分野で顕著な業績をあげている研究者に、その分野の最近の研究に関する随筆(エッセイ)の執筆依頼をしています。今回依頼を受けたGRCの大内智博准教授は、マルチアンビル装置と放射光その場観察技術を組み合わせた岩石破壊実験を通して、地球深部で起きる地震の発生メカニズムの解明を目指した研究を行ってきました。
地球深部へと沈み込むプレートの主要構成鉱物であるカンラン石は深さ400~700 kmに到達すると、地下の高圧力によってカンラン石結晶の構造変化を起こします。本エッセイでは、その構造変化が深発地震の原因であることついて、過去及び最近の研究成果に基づいて解説しています。
エッセイタイトル:Olivine’s trembling transformations( “震え”を伴うカンラン石の構造変化)
掲載誌:Nature Geoscience
<参考サイト>
大内准教授らによる深発地震発生メカニズムに関する研究成果
「深発地震発生の新しいメカニズムを高温高圧下での地震発生モデル実験により提案」