AIRAPT 50周年記念総会がマドリードで開催
入舩GRCセンター長が会長を務める国際高圧力学会(AIRAPT)の設立50周年を記念する総会が,2015年8月30日(日)~9月4日(金)の6日間にわたりスペインのマドリードでヨーロッパ高圧会議(EHPRG)との共催で開催されました。
AIRAPTは1965年に設立され,現在世界中に約2000名の会員を擁しており,高圧力を手段として用いる物理学,地球科学,化学,材料科学,生命科学などの研究者からなる高圧力科学分野で唯一の国際会議です。2011年のインド(ムンバイ)の総会において,入舩センター長がアジアから初めての会長として選出され,2013年のシアトル及び今回のマドリードの総会及び評議員会での議長として重要な役割を果たしました。
AIRAPT設立50年記念となる今回の総会には日本からも70人余りが参加し,高圧力の科学と技術に関する最新の研究成果の発表と議論が行われました。会期中には会員による総会と2回の評議員会,また高圧物理学分野でのノーベル賞受賞者P. W. Bridgmanに因んだAIRAPTの最高賞であるBridgman賞と若手研究者に授与されるJamieson賞の授与式,また50周年記念講演会などが,いずれも入舩センター長の司会のもと行われました。
AIRAPT会長を2期務めた入舩センター長は,この総会において4年間の任期を終了し,F. Rodriguezスペインカンタブリア大学教授・スペイン高圧コンソーシアム(MALTA)長が新しい会長として選出されました。
【参考HP】
AIRAPT-25 & EHPRG-53 http://www.airapt-ehprg-madrid2015.com
AIRAPT http://www.airapt.org/