土屋卓久教授が日本高圧力学会学会賞、和田光平氏が同学会功労賞を受賞
GRCの土屋卓久教授が日本高圧力学会の学会賞を、また理工学研究科卒業生の和田光平氏(冨士ダイス株式会社)が同学会の功労賞を受賞し、同学会が主催する第60回高圧討論会において、それぞれ受賞記念講演と受賞挨拶を行いました。
日本高圧力学会は高圧力を手段として用いる物理、化学、地球科学、材料科学、生物科学などの広範な分野の会員からなる学際的学会で、1959年から毎年開催されている高圧討論会の活動を背景に、1989年に設立されました。
同学会では「高圧力の科学・技術の進歩に貢献し,内外から高い評価を受ける顕著な研究成果を挙げた」会員1名に学会賞を授与しており、令和元年の受賞者として土屋教授が選出されました。受賞理由は「第一原理計算に基づく独自の計算技術の開発と高圧地球科学の新しい展開への多大な貢献」で、理論分野からは初の受賞者となります。土屋教授は、10月23日~25日に札幌で開催された同討論会中の学会賞授与式に出席するとともに、受賞記念講演を行いました。
また同学会では「高圧力研究における技術の革新・発展に著しく貢献した者」に対して功労賞を授与しています。令和元年の受賞者としてGRC出身の和田光平氏が唯一選出されました。和田氏は冨士ダイス(株)技術開発本部に勤務し、平成27年9月には愛媛大学理工学研究科から博士(理学)号を授与されています(主査入舩徹男GRC教授)。和田氏の受賞は、新しい超硬合金の開発と高圧力科学分野への応用に関する多大な貢献が高く評価されたもので、同氏は学会賞授与式に出席し、挨拶を行いました。
【参考HP】
日本高圧力学会: https://www.highpressure.jp/