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入舩徹男特別栄誉教授がアメリカ鉱物学会の最高賞Roebling Medalを受賞

入舩徹男愛媛大学特別栄誉教授(愛媛大学先端研究院前院長・GRC前センター長)が、アメリカ鉱物学会(MSA)の最高賞であるRoebling Medalを受賞しました。10月10日から15日に渡りアメリカ・デンバーで開催され、約5000名の参加者があったアメリカ地質学会総会(GSA Connects 2026)において、授賞式と受賞講演が行われました。

アメリカ鉱物学会(MSA)は、1919年に設立された鉱物学分野における米国を中心とした国際的な学術団体です。MSAでは若手研究者を対象としたMSA賞、中堅研究者を対象としたDana Medal、最高賞であるRoebling Medalを毎年各1名に授与しています。

2026年のこれら各賞の受賞者に対して、GSA総会開催中の10月13日に、総会会場に隣接するHyatt Regencyホテルで授賞式が行われました。Roebling Medalの授賞式においては、Craig Binaノースウエスタン大学教授による顕彰の辞(Citation)、Robert Bodnar会長によるメダル授与に続いて、2026年の受賞者に選出された入舩徹男特別栄誉教授による、受賞謝辞(Acceptance)スピーチが行われました。なお2026年のDana Medalは米国・デラウエア大学のClara S. Chan氏が、またMSA賞はスイス・ベルン大学のSuzette Timmerman氏がそれぞれ受賞しました。

Robert Bodnar MSA会長からメダルを受ける入舩特別栄誉教授

授賞式後の関係者。左からRobert Bodnar MSA会長、MSA賞受賞者のSuzette Timmerman 氏、CitationistのCraig Bina氏、入舩特別栄誉教授、Dana Medal受賞者のClara S. Chan氏、MSA新会長のMarc Hirschmann氏。

Roebling Medalは1937年から授賞が開始され、これまでに86名が受賞していますが、この中にはWilliam L. Bragg氏(1948年受賞:1915年物理学賞)、Linus Pauling氏(1967年受賞:1954年化学賞・1962年平和賞) の2名のノーベル賞受賞者も含まれています。また日本からは、いずれも東大名誉教授である伊藤貞一氏(1968年)、久城育夫氏(1999年)の2名が受賞しています。なお、入舩特別栄誉教授には、MSAを含む各国の鉱物学関連学会の集まりである国際鉱物学会(IMA)から、最高賞であるIMAメダルが本年8月に授与されており、これら両賞を受賞するのは世界で3人目、日本人としては初めてとなります。

Roebling Medalは、ピューリッツアー賞などのメダル作製で著名な、メダリックアート社により作製されている金製のメダルです。メダルの表面には、同賞の名称の由来である著名な鉱物収集家Washington A. Roeblingの精緻な肖像が、裏面には当該年の受賞者の名前が刻印されています。

入舩特別栄誉教授に授与されたRoebling Medal

授賞式後は、会場をMSA総会が行われているコロラドコンベンションセンターに移し、それぞれの受賞者の紹介と受賞講演が行われました。最後に登壇した入舩特別栄誉教授は、”A journey from deep Earth mineral physics to applied nano-mineralogy”というタイトルで、自身の地球深部鉱物物理からナノ鉱物科学に至る研究の発展過程や、愛媛大学で開発されたヒメダイヤや透明ナノセラミクスなどに関連する最近の成果の紹介を行いました。

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