稍深発地震の新たな発生メカニズムを提案

記者説明会での大内講師(左),入舩教授(右)

 
 GRCの大内智博講師,入舩徹男教授(東工大ELSI兼務)を中心とする研究グループは、稍深発地震は変形エネルギーが局所集中することによって起きるプレート岩石の溶融が原因であることを明らかにしました。この成果は、Nature Geoscienceのオンライン版にて8月29日に発表されました。本研究では、SPring-8にて稍深発地震が起こる深さに対応する温度圧力条件下での変形実験によってプレートの岩石を変形させ、岩石中でのアコースティック・エミッションを測定するとともに、得られた試料の電子顕微鏡による微細組織の観察を行いました。この結果、プレートの岩石の一部分に変形エネルギーが局所的に集中することで、部分的に岩石が溶融し、その結果岩石の強度が低下して断層ができ、地震の発生に至るということを明らかにしました。

【発表論文】
Tomohiro Ohuchi, Xinglin Lei, Hiroaki Ohfuji, Yuji Higo, Yoshinori Tange, Takeshi Sakai, Kiyoshi Fujino, and Tetsuo Irifune, Intermediate-depth earthquakes linked to localized heating in dunite and harzburgite, Nature Geoscience, doi:10.1038/ngeo3011, 2017.

高温高圧変形実験後の回収試料。カンラン石が溶融したガラス(緑色)が見られる(Nature Geoscience誌転載許諾 NPG Licence # 4177840026665)

【参考HP】
プレスリリース資料 https://www.ehime-u.ac.jp/data_relese/data_relese-61991/
論文HP https://www.nature.com/ngeo/journal/vaop/ncurrent/full/ngeo3011.html
Nature Geoscience https://www.nature.com/ngeo/
SPring-8 http://www.spring8.or.jp/ja/
東京工業大学地球生命研究所(ELSI) http://www.elsi.jp/

地球深部ダイナミクス研究センター

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