野村龍一研究員が日本高圧力学会奨励賞を受賞

野村龍一GRC研究員(右)と、学会賞受賞者の清水克哉大阪大学教授 

野村龍一GRC研究員(右)と、学会賞受賞者の清水克哉大阪大学教授(左)

 GRCの野村龍一特定研究員が日本高圧力学会の平成28年度奨励賞受賞者に選出され、10月26-29日の4日間にわたり筑波大学で開催された第57回高圧討論会で授賞式・受賞講演が行われました。

 日本高圧力学会は、57年の長い歴史を持つ高圧討論会を母体に、高圧力に関する科学と技術の研究と応用を促進するために1989年に設立され学際的学会です。同学会では,高圧力の科学と技術に関する新進気鋭の研究者・技術者2名以内に毎年奨励賞を授賞していますが、本年度の受賞者として野村研究員が唯一選出されました。受賞タイトルは「ダイヤモンドアンビル装置を用いた地球深部物質の先端的研究」で、ダイヤモンドアンビル超高圧発生装置と様々な微小領域分析装置、及び放射光X線その場観察を組み合わせた新たな超高圧技術の開発と、これを用いた地球マントル最下部条件下でのマグマの化学組成や、元素分配挙動などに関する先端的研究が高く評価されたものです。野村研究員は、高圧討論会会期中に開催された同学会の総会での授賞式に出席するとともに、30分間の受賞講演を行いました。

【参考】
日本高圧力学会 http://www.highpressure.jp/

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