河野義生准教授がJpGU西田賞を受賞
日本地球惑星科学連合(JpGU)は我が国の地球・惑星科学関連分野の51学会が参画し、1万人を越える会員を擁する地球惑星科学分野の連合学会です。JpGUでは「新しい発想によって優れた業績を挙げ、国際的に高い評価を得ている」45歳未満の研究者に対して、地球惑星科学振興西田賞(西田賞)を2年に一度選考・授与しています。このたび、GRCの河野義生准教授が第5回目の受賞者に決定され、2023年5月21日(日)~26日(金)に幕張メッセで開催された日本地球惑星科学連合大会において表彰式が行われました。
河野准教授の受賞理由は「先端高圧放射光X線実験の開発によるマグマの構造・物性の研究」で、超高圧実験と放射光X線実験を組み合わせた新たな技術開発に基づく、100万気圧領域に至る超高圧下でのケイ酸塩ガラスの構造変化や、弾性波速度などの物性変化を明らかにした実験的研究が高く評価されたものです。これらの研究成果はNature Communications誌や、Proceedings of the National Academy of Sciences誌などのハイインパクトジャーナルを含む多くの論文に掲載されています。
尚、GRCからの同賞の受賞者は、第2回の土屋卓久教授(2017年度)、第4回の土屋旬准教授(2021年度)に続く3人目となります。
【参考HP】
日本地球惑星科学連合(JpGU)2023 西田賞受賞者:https://www.jpgu.org/meeting_j2023/ceremony.php#nishidaprize
日本地球惑星科学連合(JpGU)2023:https://www.jpgu.org/meeting_j2023/